![]() 世界を目指しての旅行記ほか by カズ@憧れの大地 |
中国での生活
中国で仕事探し-1-
最初に、中国での現地就職経験者として、これだけは強調しておきます。
現地就職はお勧めしません! どうしても中国で働きたいのなら、
日本の企業に就職して、そこから海外赴任の道を模索すべきです。
特に中国系の会社に就職しようものなら、お先は闇です。いつ経営が傾いて給料が支払われなくなるか分かったものではありません。給料が正常に払われても、その額は日本からの駐在員に比べて数分の一程度にしかなりません。
それでも現地就職したいと考えている方もいらっしゃるかと思いますし、日本からの派遣の場合でも役立つ情報もあるかと思いますので、以下にその場合の手順を、私の経験を基に書き記します。
2002年8月、私は大連での留学生活を終え、社会人に復帰すべく日本に帰国しました。
その後、語学の専門学校で中国語翻訳者養成の通信コースを受講する傍ら、求人誌や求人WEBで
「中国」あるいは「中国語」をキーワードに仕事を探しましたが、なかなか見つかりません。
翻訳者募集のメールマガジンも購読したのですが、そこにあるのはほとんど英語ばかりでした。
「中国はWTOに加盟し、2008年には北京五輪も開催され、今後仕事の機会は確実に増える」
と、よく言われます。しかし、現段階ではやはり、まだまだ“今後”の話なのです。
その上、日本経済はいまだに不況の出口を見出すことができず、失業率も悪化するばかり。
これでは、理想の仕事を探し当てるのは至難の業です。
日本で私の求める中国関連の仕事を見つけるのは難しい。
しかし、中国で探せば、すべてが中国関連の仕事だ…。
何とも安直な発想かもしれませんが、結局、行き着いた結論がこれでした。
中国への“望郷”にも近い念と、中国語力の停滞もあって、
再度中国へ、との思いは固くなりました。
私は事前に、中国で現地就職している留学時代の友人たちや、
中国にある日本人も対象としている職業紹介所と連絡を取った上で、
2003年1月、4か月ぶり(旅行などで9月にも訪れていたので)に大連へ向かいました。
さて、就職活動の説明に入る前に、注意点を2、3挙げることにします。
1.中国語は大丈夫ですか?
たとえ日系企業に勤務するにしても、中国で就職するのです。
日常会話のみならず、ビジネスでも中国語が必要になる場面は必ずあります。
最低でもHSK6級程度の語学レベルは必要になるでしょう。
2.どんな業種・職種に就きたいのですか?
どんな分野にでも就職できる訳ではありません。日本人を求めている業種・職種は限られてきます。
主なものは、下に挙げるようなものです。
・営業(商社、物流、メーカー、ホテルなど)
・生産管理(メーカー)
・顧客サービス(ホテル、旅行社など)
・日本語教育
・翻訳、校正(メーカー、ソフトウエア開発など)
・その他(秘書、会計、編集など)
3.日本での実務経験はありますか?
中国で働く場合、外国人就業許可証を取得する必要がありますが、その際、過去の職務経歴書の提出を要求されます。従って、実務経験が全く無い場合、原則的に中国での現地就職は困難となります。
とはいえ、上記のことはあくまで原則=建前。経験無しでも大丈夫なようです。
実際に日本での職務経験無しに就職を実現させた知人(女性)によると「日本での学歴と中国での留学歴を書いた履歴書だけで就業許可証は取れた」とのことです。仕事を紹介してくれる某会社の責任者も「新卒でも何とかなりますよ」と話しているようです(別の方の証言)。
4.希望の給与額は?
日系企業なら1万元以上/月もらえることもありますが、
中国系の企業の場合、そんなに多くは期待できません。
5000元/月もらえれば御の字でしょう。やはり、現地就職はやめておいた方が無難です。
5.必要書類等はそろいましたか?
・最終学歴の卒業証明書
・中国での留学経験がある場合、その修了書
・履歴書(市販のもので可。多めに用意を)
・職歴書(就職活動の段階ではワープロによる自筆のもので可)
・自分のスキルを証明できるもの(資格証明書、検定証書、過去の仕事における自分の作品など)
・証明写真(3×4cmのものを多めに。中国でも撮影可能。中国語ではこのサイズを“2寸《èrcùn》”と言う)
・ビザ(可能であればF《訪問》ビザを)
・航空券(1年オープンの往復チケットを買いましょう)
準備は整いましたか? それでは中国に渡りましょう。
