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中国国内の移動(2)

 2. 長距離バス(长途汽车)

バスの種類  バスの乗り方

鉄道に次いで都市間の移動によく使われるのが、長距離バス。列車の通っていない地方では自然とこれを使うことになる。列車が通っている区間でも、列車よりも便数が多く、切符が手に入りやすいので、筆者は最近では、短距離移動なら最初からバスで移動することを考えて行動している。
欠点は乗り心地が悪く、整備の進んでいない道を走るとかなり揺れること、一般道を走ると時間がかかること――などが挙げられるが、最近では高速道路網の整備が進み、乗り心地のいい“豪華バス”も増えてきているので、以前に比べてバス事情はかなり改善されてきている。(ただし、田舎へ行くと以前の不便さのままであることがほとんどだ)

●バスの種類

 豪華バス

豪華バス
最新の車両を使った大型高級バス。大都市と大都市、あるいは大都市と地方都市を結ぶ路線で近年増えてきている。
空調、トイレ付きで、座席も柔らかくリクライニング付き。テレビが付いていて映画DVDを放映することもある(好みでない映画が流されたら迷惑極まりないが…)。乗車するとペットボトルのミネラルウォーターがサービスで配られる。高速道路が通じている路線では必ず高速道路を利用するので、普通バスより速い。
勿論、料金は高い。通常、普通バスの2倍ほどの値段になる。

 普通バス

普通バス
一般的なバス。料金は普通、同じ距離を走る列車の硬座並みとお手軽で、列車よりもはるかにチケットが取り易いが、車両、速さ、サービスとも豪華バスは勿論、列車の硬座にも劣る。座席は硬くて窮屈だし、空調が付いていないことも少なくない。
列車が通じていればまず列車での移動を考え、それが無理なら普通バスにする、という流れが無難。

 ミニバス

通路を挟んで片方2列、もう片方1列のシートが並ぶ小型バス。道路の幅が狭い田舎などで特によく利用される。
豪華バスは基本的に、ターミナルほか指定場所以外の場所で客の乗り降りはしないが、普通バスやミニバスは任意の場所で客の乗り降りが行われ、特にミニバスは走っている途中でも頻繁に止まって「○○に行く奴はいないか!?」と客を呼び寄せることが普通に行われるので、結構イライラさせられる。

 寝台バス

夜を徹して走る、寝台方式のバス。外観は2階建てバスのように見えるが、1階建てである。
寝台バスにも豪華バスと普通バスがある。
豪華バスは2段ベッドが2列縦に並んでいるものもあり、列車の硬臥並みの寝心地だと思っていい。
普通寝台バス 寝台バスの中
普通バス(写真左)は2段ベッドが3列縦に並んでいるもの(写真右)が多く、当然のようにかなり窮屈である。車体も古いので、舗装状態の悪い道を走ると揺れがひどくて寝られたものではない。
使いこなせるようになれば結構使えるこの寝台バスだが、スリや痴漢などの犯罪が発生しやすいという。利用を考えている方は十分注意していただきたい。

●バスの乗り方

切符はバスターミナルの切符売り場で並んで買う場合もあれば、バスに乗り込んでから買う場合もある。旅行社等で予約できる場合もあるが、大抵は当日でも乗ることができる。
バスターミナルの場合、列車と同じように待合室の指定された改札口前で待って、時間になったら検札を受けて乗り込む。
それ以外の場所では、行き先を連呼して客引きをしているので、目的地へ向かうバスにまず乗って車内で運賃を支払う。
大きな荷物がある場合は、車両下部のトランクスペースに預けることもできるが、古い車両の場合は屋根の上に乗せられることもある。

大都市ではバスターミナルが幾つもあって、目的地によって使い分けなければならない場合もあるので、どの街へのバスがどこから出ているのか予め把握しておくことが必要になる。

出発後は通常、走行時間が3時間以内ならノンストップで直行。それ以上になると1回は休憩タイムがあるが、中国のサービスエリアで売られている食料は貧相なので、必要であれば予め食料・飲料を用意した方がいい。寝台バスなどかなりの長距離を走るバスになると、食堂のある場所で食事休憩を取ることもある。

 

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