個人旅行のツボ

 休みは2日後から!?…中国・承徳

大連で現地就職して、1週間以上の長期旅行は無理な状況に逆戻り。夏休みなどはもちろん無し――と思っていたところ、8月14―17日にかけて、任意参加の社員旅行のため会社が休みとなることが分かった。
社員旅行の行き先は、大連の金石灘――日帰りでも気軽に行ける場所である。わざわざ泊りがけで近場へ行くよりは、やはり大連の外に足を伸ばしたい。入社1年目から社員旅行をさぼるのは気が引けたが、幹事らが「参加は自由だから、別にそれでもいいよ」と言うので、ありがたく遠出をさせてもらうことにした。

しかし、遠出と言っても、制限時間は4日と極めて短い。その期間内で行ける場所で、夏という季節を考えると、行き先はおのずと決まってくる。

河北省・承徳!

避暑山荘はぜひ一度、訪れてみたいと思っていたし、河北省にはまだ山海関にしか行ったことがない。SARS騒ぎも収まったことなので、行き先は即、決定だ。

承徳へは遼寧省の錦州から直行の夜行列車も出ているが、北京から出入りするのが一番現実的だ。
ざっと立てた計画は以下の通りである。

0日目大連―(T83の列車)→
1日目→北京―(K711の列車orバス)→承徳
2日目承徳観光
3日目承徳―(K712の列車orバス)→北京―(T85orT225の列車)→
4日目→大連

「0日目」というのは、この日の勤務が終わった後すぐに夜行列車で北京に向かう予定で、4連休の中に入らないためこのように表記した。勤務が終わるのは早くて午後5時半で、5時45分発のT227に乗るのは不可能なため、列車は8時半発のT83に限定される。
また、T83の列車が北京に着くのは6時すぎで、K711の発車時刻は7:20。乗り継ぎ時間はちょうどいいが、切符が買えるかは微妙である。しかし、北京―承徳間にはバスが多発しているらしいので、アクセスの心配は無い。
さらに、K712の列車で承徳から北京に戻る場合、北京着は18:45となり、18:48発のT225に乗るのはまず不可能なので、その場合はT85に限定される。もしも1日目に、大連へ戻る切符を買う時点で、T85の切符が入手できなかった場合、承徳―北京の移動はバス利用となる。

今回の計画はすんなりと済んだ――と思いきや、やはりどんでん返しがあった。

8月7日(木)

勤務中、社員旅行の幹事が出欠の確認に来た。
今度の日、月の旅行だけど…」
え、今度の日、月? 来週じゃなかったのか?
幹事:「予定が変わったんだよ」
私  :「早く言えよ!」
幹事:「悪い、俺もさっき聞いたばかりなんだ」
文句を言っていても始まらない。勤務が休みになるのが9―12日になることを確認して、私は勤務時間が終わるや否や、翌日夜発の切符を確保すべく、大連駅へ直行した。
本来なら会社からも自宅からも近い、大連理工大学西門付近の切符売り場で1週間前に購入する予定だったのだが、翌日、しかも金曜夜の北京行きとなると、残っていることだろうか――そんな不安の通り、切符は売り切れていた。
(仕方ない。旅行を実現させることが先決だ。土曜の朝の飛行機で北京まで行こう)
翌々日の朝9時発の飛行機のチケットはすんなりと買えた。しかしチケット代は、列車なら260元で済むのに対して、飛行機は630元。空港使用料50元が必要となるので、2.5倍以上の散財となってしまった。
また、大連を出発する時点で既に9時なので、K711の列車で北京から承徳へ行くことも不可能になった。
全体の計画は、以下のように変更となった。

1日目大連―(飛行機)→北京―(バス)→承徳
2日目承徳観光
3日目承徳―(K712の列車orバス)→北京―(T85orT225の列車)→
4日目→大連

かなりバタバタとした準備となってしまったが、どうにか実現にこぎつけることができた。

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