個人旅行のツボ
ビザとパーミット
誠に遺憾で認めたくない現実ですが、チベットは現状中国の植民地なので、外国人がチベットへ行くには中国ビザが必要です。また、中国が"チベット自治区"と呼んでいるエリアへ入るには制度上、TTPパーミット(入境許可証)が必要となり、更にチベット入りした後も、ラサ、シガツェ以外の街へ行くには外国人旅行証なるものが必要となります。
ビザ
現在、中国ビザ(査証)に関しては、「一般旅券を所持し、観光、商用、親族訪問又は通過の目的で中国へ入国する日本籍の者は、滞在日数が入国した日から15日以内であれば、査証が免除され、外国人向けの空港、港などで入国できる」と規定されています。
中国当局の建前として、「特殊な旅行(登山、自ら用意した交通手段を利用する場合など)又、チベット自治区への旅行の場合は、従来どおり事前に査証の申請をしなければならない」との規定もありますが、現地では「ビザ無しでOK」という解釈のようで、15日以内で出国できるのであればノービザで問題ないでしょう。
しかし、ツアーならまだしも自力でチベットを目指す場合、中国に入国してから15日というのは余りにも短すぎますし、チベットではビザの延長がほとんど不可能と言っていい(シガツェで延長可能という話を聞いたことがあるが未確認)ので、予め中国ビザを取得して行った方が無難でしょう。
普通なら1か月の旅行ビザで何とか間に合うでしょうが、もっとかかりそうな場合は、香港あたりで3か月もしくは6か月の訪問ビザを取って行くことをお勧めします。
中国当局の建前として、「特殊な旅行(登山、自ら用意した交通手段を利用する場合など)又、チベット自治区への旅行の場合は、従来どおり事前に査証の申請をしなければならない」との規定もありますが、現地では「ビザ無しでOK」という解釈のようで、15日以内で出国できるのであればノービザで問題ないでしょう。
しかし、ツアーならまだしも自力でチベットを目指す場合、中国に入国してから15日というのは余りにも短すぎますし、チベットではビザの延長がほとんど不可能と言っていい(シガツェで延長可能という話を聞いたことがあるが未確認)ので、予め中国ビザを取得して行った方が無難でしょう。
普通なら1か月の旅行ビザで何とか間に合うでしょうが、もっとかかりそうな場合は、香港あたりで3か月もしくは6か月の訪問ビザを取って行くことをお勧めします。
※参考ページ:中華人民共和国駐日本国大使館「査証に関して 」
TTPパーミット(入境許可証)
中国が"チベット自治区"と呼んでいる地域に入るには、チベット観光局が発行するTTPパーミット(入境許可証)が必要となります。
このパーミットは個人での取得は難しく、通常は旅行社でツアーに参加したり往復の航空券を購入したりする際にセットで申請することになります。(但し、ツアーとは言っても、融通の利く旅行社なら現地解散もできるので、数日だけ我慢すれば後は自分の好きなようにチベットを旅行することも可能です)
建前上、この入境許可証無しで外国人がチベット入りすることは認められておらず、入境許可証無しで入ろうとして見つかった場合は追い返される、甚だしい場合には中国からの強制送還、中国への入国禁止といった処分を課される場合もあります。
このパーミットは個人での取得は難しく、通常は旅行社でツアーに参加したり往復の航空券を購入したりする際にセットで申請することになります。(但し、ツアーとは言っても、融通の利く旅行社なら現地解散もできるので、数日だけ我慢すれば後は自分の好きなようにチベットを旅行することも可能です)
建前上、この入境許可証無しで外国人がチベット入りすることは認められておらず、入境許可証無しで入ろうとして見つかった場合は追い返される、甚だしい場合には中国からの強制送還、中国への入国禁止といった処分を課される場合もあります。
■TTPパーミットは必要か?
しかし、3度目の訪問の機会があれば、今度は絶対にTTPパーミット無しで目指すことでしょう。
理由の一つは、Free Tibetに目覚め、チベットに入るために中国当局のお墨付きが必要とされることに理不尽さを感じるようになった、ということです。
もう一つの理由は、2007年夏に訪問した際、TTPパーミット無しで無事ラサ入りした外国人が極めて多かった、という現実です。中には、列車で健康状態の申告書を提出させられて外国人であることが明白に知られたにもかかわらず、TTPパーミットの確認は要求されずにそのまま無事ラサに到着した者もいたほどです。
同年は春に、チベットのエベレストベースキャンプでチベット系を含む米国人が中国国旗を燃やしながらFree Tibetを叫ぶという、主張は正しいがやり方が余りに乱暴で挑発的なデモを行って拘束されており、その影響でTTPパーミットが下りにくくなっていました。そんな状況下にもかかわらず、"闇"でチベット入りした外国人が多数いたのです。
(以下は飽くまで私見です。これを読まれてTTPパーミット無しのチベット入りにチャレンジして失敗しても、当サイトでは一切の責任を負いかねます)
筆者は過去2回、チベットへ行きましたが、当時は中国で生活をしていたため現地のルールは遵守しようと思っていたこと、Free Tibetに目覚めていなかったことから、2回とも馬鹿正直にTTPパーミットを取得して行きました。しかし、3度目の訪問の機会があれば、今度は絶対にTTPパーミット無しで目指すことでしょう。
理由の一つは、Free Tibetに目覚め、チベットに入るために中国当局のお墨付きが必要とされることに理不尽さを感じるようになった、ということです。
もう一つの理由は、2007年夏に訪問した際、TTPパーミット無しで無事ラサ入りした外国人が極めて多かった、という現実です。中には、列車で健康状態の申告書を提出させられて外国人であることが明白に知られたにもかかわらず、TTPパーミットの確認は要求されずにそのまま無事ラサに到着した者もいたほどです。
同年は春に、チベットのエベレストベースキャンプでチベット系を含む米国人が中国国旗を燃やしながらFree Tibetを叫ぶという、主張は正しいがやり方が余りに乱暴で挑発的なデモを行って拘束されており、その影響でTTPパーミットが下りにくくなっていました。そんな状況下にもかかわらず、"闇"でチベット入りした外国人が多数いたのです。
このことから私は、外国人のチベット入りに対する規制はむしろ緩くなっている、と感じました。そこには、入境許可証の有無にかかわらず外国観光客を誘致して観光収入をアップさせたい、という現地の本音が見え隠れしているようにも思われました。
「TTPパーミット無しでも、運が良ければ無事すり抜けらる」というのがそれまで私が抱いていた印象でしたが、それがこの時から、「TTPパーミット無しの場合、運が悪ければ追い返される」に変わりました。
「TTPパーミット無しでも、運が良ければ無事すり抜けらる」というのがそれまで私が抱いていた印象でしたが、それがこの時から、「TTPパーミット無しの場合、運が悪ければ追い返される」に変わりました。
チベットへ行くのにTTPパーミットは必要ない!
これが、当時の結論でした。
----しかし、2008年になって情勢が変わりました。
言わずと知れた、中国当局によるチベット大弾圧です。
これが原因で、一時外国人のチベット旅行がストップさせられました。7月になって再び解禁されたものの、2007年同様のザル状態が継続されているかは甚だ疑問です。事件の影響で、地元の意向(=本当は外国人旅行者を制限したくない)よりも中国当局の意向(=チベットに外国人を無闇に入れさせたくない)の方が強く反映されるようになった、ということは十分に想像できるからです。
言わずと知れた、中国当局によるチベット大弾圧です。
これが原因で、一時外国人のチベット旅行がストップさせられました。7月になって再び解禁されたものの、2007年同様のザル状態が継続されているかは甚だ疑問です。事件の影響で、地元の意向(=本当は外国人旅行者を制限したくない)よりも中国当局の意向(=チベットに外国人を無闇に入れさせたくない)の方が強く反映されるようになった、ということは十分に想像できるからです。
現時点で、「TTPパーミットは不要」と声高に断言することはできなくなりました。
外国人旅行証
入境許可証は飽くまでチベット入りに必要な許可証で、入ってしまえばお役御免です。(見方を変えれば、入境許可証無しでもチベット入りしてしまえばその後はお咎めを受けることは無い、即ち『入った者勝ち』ということになります)
しかし、だからと言ってその後はチベットを好き勝手に回れるかと言えば、そうではありません。外国人が自由に回れるのは"開放地区"のみで、"チベット自治区"内の開放地区はラサとシガツェぐらい。その他の"未開放地区"へ行くには「外国人旅行証」が必要になります。筆者も、ラサからギャンツェ、シガツェ、ティンリー、ダムを経てネパールへ抜ける際に、ギャンツェ、ティンリー、ダムに立ち寄るための「外国人旅行証」を取得しました。
これ無しで"未開放地区"に入って見つかった場合、罰金が課されます。しかし、東トルキスタンから西チベットに抜ける場合など、罰金覚悟で「外国人旅行証」を取得せずに行くバックパッカーも少なくありません。
しかし、だからと言ってその後はチベットを好き勝手に回れるかと言えば、そうではありません。外国人が自由に回れるのは"開放地区"のみで、"チベット自治区"内の開放地区はラサとシガツェぐらい。その他の"未開放地区"へ行くには「外国人旅行証」が必要になります。筆者も、ラサからギャンツェ、シガツェ、ティンリー、ダムを経てネパールへ抜ける際に、ギャンツェ、ティンリー、ダムに立ち寄るための「外国人旅行証」を取得しました。
これ無しで"未開放地区"に入って見つかった場合、罰金が課されます。しかし、東トルキスタンから西チベットに抜ける場合など、罰金覚悟で「外国人旅行証」を取得せずに行くバックパッカーも少なくありません。
