世界への旅(旅行記)
> 中国・天津―大連
天津・1 ~古きものと新しきものと
2001年2月20日
前日の夜とこの日の朝飲んだ薬のおかげで、何とか体調は回復した。この日も列車に乗って、天津市街へと向かった。
まずは街の南側にある動物園を訪れたが、寒さのせいか、動物はほとんど表に出ていない。パンダも猿も、室内でおとなしくしている。私もダウンしかけたのだから、彼らに無理は言えない。
動物園を北へ行くと、そのまま水上公園に抜けることができる。四方1kmの敷地の中、大きな池の上に緑豊かな島が浮かんでいる、といった風情だ。天津の冬の寒さを物語るように、池には氷が張っており、その上で魚釣りをしている人々の姿も見られる。
北辺にちょっとした遊園地がある以外、特に何があるという訳でもないが、いやそれだけに、何か落ち着いた気持ちになれる。
ただ、だだっ広い割には出入り口が少ない。お陰で、外に抜け出すまでに随分時間がかかってしまった。
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| 水上公園。右に見えるのが天塔。 |
動物園を北へ行くと、そのまま水上公園に抜けることができる。四方1kmの敷地の中、大きな池の上に緑豊かな島が浮かんでいる、といった風情だ。天津の冬の寒さを物語るように、池には氷が張っており、その上で魚釣りをしている人々の姿も見られる。
北辺にちょっとした遊園地がある以外、特に何があるという訳でもないが、いやそれだけに、何か落ち着いた気持ちになれる。
ただ、だだっ広い割には出入り口が少ない。お陰で、外に抜け出すまでに随分時間がかかってしまった。
水上公園の東側には、高さ約400メートルの天塔がそびえ立っている。この上から見下ろす天津の光景は、さぞかし見ごたえがあるだろうと思い、入り口まで行ってみたが、入場料が50元!――塔同様のあまりの高さに、下から見上げるだけで終わらせてしまった。
天塔から少し北に行くと、南開大学と天津大学がある。大連に行く前に、中国の大学がどんな所かを見ておくのも、悪くはない。学生たちに交じって、敷地内を散策してみた。
大学の雰囲気は、日本とそれ程変わらない。自由な雰囲気で、活気に満ちている。人目をはばからずに抱擁を交わすカップルの姿も見られた。
一方で「真実のみを追求せよ。法輪功に惑わされるな」などといった横断幕が張られていたりして、政府の締め付けも少しはあるようだ。
天津という街が気に入りだした私は、思わず「ここで暮らして学ぶのも、悪くないな」などということを考えていた。しかし、そうはいかない。大連に行かなくては…。
天津大学から菅口道―浜江路―和平路を北へ足を進めると、古めかしい界隈が見えてくる。古文化街の一帯だ。
表通りから一歩裏道へ入ると、清代の雰囲気漂う街並みに、土産屋が軒を並べている。
通りのちょうど真ん中あたりには、さらに古い時代の元代に建てられた天后宮があり、街の古めかしさを際立てている。
大学の雰囲気は、日本とそれ程変わらない。自由な雰囲気で、活気に満ちている。人目をはばからずに抱擁を交わすカップルの姿も見られた。
一方で「真実のみを追求せよ。法輪功に惑わされるな」などといった横断幕が張られていたりして、政府の締め付けも少しはあるようだ。
天津という街が気に入りだした私は、思わず「ここで暮らして学ぶのも、悪くないな」などということを考えていた。しかし、そうはいかない。大連に行かなくては…。
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| 古文化街の入り口 | 古文化街に軒を並べる土産屋 |
表通りから一歩裏道へ入ると、清代の雰囲気漂う街並みに、土産屋が軒を並べている。
通りのちょうど真ん中あたりには、さらに古い時代の元代に建てられた天后宮があり、街の古めかしさを際立てている。
モダンな中心街と、古き良き下町、この2つがごく自然に、一体となった街・天津――私は、この街がとことん気に入った。明日にはこの街を発って、大連に行かなければならないのが、実に残念だ。



