世界への旅(旅行記)
九寨溝 ~美しき別天地
中国四川省・成都からのツアーに参加して、九寨溝・黄龍へ。
ツアー参加客は、私を除いて全て中国人。家族連れ、夫婦など、合わせて15人ほどだ。ツアーコンダクターは30代半ばほどの落ち着いた女性。仕事のできる、信頼できそうな人だ。説明等はもちろん中国語のみ。だが私の旅の目的の1つは、中国語のレベルアップ。むしろ大歓迎だ。しかし実際の話、彼女の説明の半分以上は聞き取ることができなかった。
九寨溝は成都から北へ400kmほど行った山奥にある。中国での行政区分上は四川省に属しているが、実際にはチベット文化圏だ。
高速道路があるわけでもなく、細い一般道を延々と走ることになる。従って、初日はひたすらバスでの移動だ。道中、昼食休みやチベット仏教寺院参観などがあったが、私はいまひとつ楽しめなかった。
九寨溝は成都とは自然条件がかなり違う。むっとする程暑い成都に比べ、3000メートル級の高地にある九寨溝は非常に涼しい、いや、寒い位だ。しかも、それだけの高度だから、チベット程ではないにせよ、空気も薄い。 急激な環境の変化に、私の体はついていくことができなかった。九寨溝のホテルに着く頃には、すっかり風邪に冒されてしまった。食欲も無く、ホテルでの夕食もキャンセル。ツアーコンダクターが「何も食べないと、体に悪いですよ」と言う。それは重々分かっているのだが、体が言うことを聞かない。翌日の観光本番までに治ってくれることを祈りつつ、早々に就寝した。
高速道路があるわけでもなく、細い一般道を延々と走ることになる。従って、初日はひたすらバスでの移動だ。道中、昼食休みやチベット仏教寺院参観などがあったが、私はいまひとつ楽しめなかった。
九寨溝は成都とは自然条件がかなり違う。むっとする程暑い成都に比べ、3000メートル級の高地にある九寨溝は非常に涼しい、いや、寒い位だ。しかも、それだけの高度だから、チベット程ではないにせよ、空気も薄い。 急激な環境の変化に、私の体はついていくことができなかった。九寨溝のホテルに着く頃には、すっかり風邪に冒されてしまった。食欲も無く、ホテルでの夕食もキャンセル。ツアーコンダクターが「何も食べないと、体に悪いですよ」と言う。それは重々分かっているのだが、体が言うことを聞かない。翌日の観光本番までに治ってくれることを祈りつつ、早々に就寝した。
2001年8月11日
朝食は何とか喉を通った。昨日まる1日乗り続けたバスに再び乗り込み、九寨溝の景勝地に向かう。![]() |
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| 美しい九寨溝の光景 | 力強い滝の流れも |
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| 神秘的な水底の倒木 |
ここはまさに、別天地だ。アスファルトの遊歩道を遊覧バスが行き交っているので、残念ながら“秘境”という呼び方は当たらないかもしれない。しかし、普通では見られない貴重な自然遺産であることは疑いない。
しかし、この日の私は、この光景を目の当たりにしても100%楽しむことができない事情があった。昨日患った風邪である。歩けば歩くほど自然の光景への感動は増すのだが、それと同時に、風邪による気分の悪さも歩けば歩くほど増してくる。同乗の中国人に風邪薬をもらったが、それとて即効性があるわけでもない。
そして同時に、深刻な問題が浮上してきた。同行している中国人たちとの交流が面白く感じられないのだ。中国人に囲まれて旅をしている現在の状況は、中国語力の向上の願ってもない機会なのだが、風邪で気分が乗らないせいもあったのかもしれないが、どうも彼らとは反りが合わず、会話も弾まない。逆に、バスの中で平気で煙草を吸ったり、窓からごみを捨てたり痰を吐き散らしている姿に、嫌悪感すら募らせてしまっている。
早く成都に戻りたい気がしてきた。しかし、ツアーはまだ2日残っている。それに、気分が悪いとはいえ、黄龍もこの目で拝みたい。この状況を少しでも良くするためには、一にも二にも休息だ。バスが黄龍に程近い松潘のホテルに着くと、私はひたすら部屋でゆっくりとした。
そして同時に、深刻な問題が浮上してきた。同行している中国人たちとの交流が面白く感じられないのだ。中国人に囲まれて旅をしている現在の状況は、中国語力の向上の願ってもない機会なのだが、風邪で気分が乗らないせいもあったのかもしれないが、どうも彼らとは反りが合わず、会話も弾まない。逆に、バスの中で平気で煙草を吸ったり、窓からごみを捨てたり痰を吐き散らしている姿に、嫌悪感すら募らせてしまっている。
早く成都に戻りたい気がしてきた。しかし、ツアーはまだ2日残っている。それに、気分が悪いとはいえ、黄龍もこの目で拝みたい。この状況を少しでも良くするためには、一にも二にも休息だ。バスが黄龍に程近い松潘のホテルに着くと、私はひたすら部屋でゆっくりとした。
注:黄龍は本来中国ではなくチベットの版図に属する。



