世界への旅(旅行記)
深圳・2 ~嫌な予感…
錦繍中華の次は世界之窓に向かう。
世界之窓は、中国版リトルワールドといった感じのテーマパークで、
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| “世界之窓”入り口 |
入場してしばらく歩くと「パスポートはいりませんか?」と売り子が声をかけてくる。見ると、まさしくパスポートといった外観の小冊子で、展示されている各国の簡紹がされている。 “VISA”のページに当たる所には、自分の好きな国のスタンプを押すことができる。 10元出して購入すると、売り子が尋ねてくる。
「どこの国のスタンプを押しますか? 日本?」
――お分かりでしたか。
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| (上)小さめのタージ・マハル (下)これが富士山? |
私が見たのは、大雨で川が氾濫し、車が流される様子を再現するという、内容的には他愛のないもの。しかし、音響は結構迫力があったし、雨はアトラクションのエリア内のみならず、柵の外で見ている観客にまで容赦なく降り注がれてくる。作り物でどこまでリアリティーを出せるか――主催者側もあの手この手だ。
そんな中にも、見ていて首をかしげさせられるものもやはりある。色のおかしなピラミッド、どう見てもハリボテのマンハッタン等々…。しかし、一番許せなかったのは、麓まで真っ白な富士山だ。
(富士山と言えば、頂は白、裾野は青でなければ!)
それに、富士山の側にそれより木が生えているのも許しがたい。思わぬところで、自分の日本人らしさを再発見してしまった。
それでも、先程の錦繍中華同様、「ミニチュアだから」と割り切って見ることができた分、楽しむことができた。下手に原寸大で造っている日本の同様のテーマパークより、余程面白かった気がする。
* * *
中心街に戻ろうと、バスに乗る。座席に座っていると、1人の男が私の隣に座ってきた。 その挙動に、私は何か嫌なものを感じた。私はとっさに、デイバッグを持つ手のガードを固め、男に見えないように財布を一番奥に移した。そうしているうちに、男はバスを下りて行った。
その後、近くにいた近くにいた別の男性が声をかけてきた。
「何かなくなっていないかい?」
「いや、何も」
「気をつけて。泥棒だよ」
やはりそうだった。この手の輩はそういう臭いを発するものである。 私がこれまで中国旅行を続けてきて、盗難等の災難に見舞われたことがない(列車の切符の紛失はあるが)のは、ガードを固くしていることが一番の理由なのだろうが、そうした臭いをかぎ付ける力も、いつの間にか加わっていたのだろうか。
その後、近くにいた近くにいた別の男性が声をかけてきた。
「何かなくなっていないかい?」
「いや、何も」
「気をつけて。泥棒だよ」
やはりそうだった。この手の輩はそういう臭いを発するものである。 私がこれまで中国旅行を続けてきて、盗難等の災難に見舞われたことがない(列車の切符の紛失はあるが)のは、ガードを固くしていることが一番の理由なのだろうが、そうした臭いをかぎ付ける力も、いつの間にか加わっていたのだろうか。
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| 深圳―香港を結ぶ羅湖駅 |
日帰りでの深圳訪問を終え、香港に戻るべく羅湖駅へ向かう。
羅湖のイミグレーションは、来た時以上にごった返していた。 現地の人は勿論、見た目ですぐに外国人と分かる者も多く、私もボーダーの橋を渡る際、現地の人と思われたのか、黒人に英語で道を尋ねられた。
国際都市・香港にリンクする街、中国に2つしかない証券取引所の1つがある街――深圳もまた、国際都市へと成長しつつある街である。
羅湖のイミグレーションは、来た時以上にごった返していた。 現地の人は勿論、見た目ですぐに外国人と分かる者も多く、私もボーダーの橋を渡る際、現地の人と思われたのか、黒人に英語で道を尋ねられた。
国際都市・香港にリンクする街、中国に2つしかない証券取引所の1つがある街――深圳もまた、国際都市へと成長しつつある街である。
それにしても、本当に人が多い。 これが全部同じ列車に乗るのではないかと心配していたが、羅湖からの列車には2つの路線があり、私が乗った九龍行きの乗客はもう1つに比べて少なく、座って九龍まで戻ることができた。




