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        世界を目指しての旅行記ほか by カズ@憧れの大地 

世界への旅(旅行記)

中国・広西壮族自治区

  三江・3~街中に見る民俗


三江の街並み
三江の街並み

三江は“県”であるが、中国の県は日本と違い、市よりも格下である。だから、これまで回ってきた桂林、南寧、柳州と比べると小ぢんまりとした田舎町だ。それでも、郊外の程陽や馬胖から戻ってくると、やはり“発展”という名の安心感を少しだけ感じる。

前日は気がつかなかったのだが、ホテルの近くにトン(侗)族博物館があった。馬胖から戻って来た時はまだ昼休み中だったので、少し休んでから参観に行った。
参観者は私だけで、入り口にいた博物館員の女性が専属ガイドになってくれた。彼女の説明はとても分かりやすく、時にはクイズのように私に問いかけたりして、私の好奇心を大いにそそってくれた。
トン族の風習・風俗を物語る多くの展示物の中、私の目は1枚の写真に釘付けになった。薄く霧がかかる中、幾つもの鼓楼とトン族独特の家屋が立ち並ぶ、幻想的な光景がその中にあった。
「この写真の場所はどこですか?」。博物館員に尋ねたところ、高定という村だということだった。更に私は、ここから何時間ぐらいかかるかを尋ねた。
「道路工事をしているので、バスで4時間ほどですね」
それではだめだ。後の日程がつかえているので、日帰りで戻って来られるかどうか分からない場所に行くリスクを冒すことはできない。残念だが、写真で高定の風景を満喫した気になるしかなかった。
三江市内の鼓楼
三江市内の川辺に立つ鼓楼

もう一つ、街中で気になる場所があった。中心部の南側を流れる尋江の南岸の小高い丘の上に、やはり鼓楼が建っているのだ。近くに見えるので軽い気持ちで足を向けたが、その割には到着するのに随分回り道をさせられた。
この日私は、あちこちで鼓楼を見てきたが、規模に関してはここのものが最大だった。しかし、どう見ても最近建てられたものである。それ故、馬胖鼓楼のような古い趣には欠けている。
しかし、存在感は圧倒的であり、内部の構造も見事だ。トン族の街・三江のランドマークタワーとしての役割を、十二分に果たしている。

明日は60kmほど東にある龍勝に向かう予定だ。しかし、出発前に気になる情報をキャッチしていた。三江ー龍勝間の道路が工事中でかなりの悪路になっており、わずか60kmほどの距離に5時間もの時間を要するというのだ。しかし、この日行動を共にした中国人の1人が龍勝からバスで来ており、確かに道路工事をしていたが3時間程度で済んだ、との言葉もあった。新たな情報が確かなものであることを期待したい。

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