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        世界を目指しての旅行記ほか by カズ@憧れの大地 

世界への旅(旅行記)

中国・上海、浙江

  上海・8~上海を“歩く”(3)


宋慶齢故居
宋慶齢故居
(上)徐家匯 (下)上海体育館
気がついたら、軽く10kmは歩いてしまった。脚にかなり疲れがきている。
しかし、ここで引き返すのは切りが悪い。どうせなら徐家匯・体育館まで行ってしまいたい。
頑張れ、もう少し歩くぞ!
また悪い病気が頭をもたげてきた。

衡山路の終着点に当たる場所が、徐家匯だ。衡山路のひっそりとしたたたずまいを見て、その更に先の徐家匯もそんな場所ではないかと予想していたのだが
大外れだった。
百貨店が立ち並び、前に進むのも一苦労なほどの人波がひしめく、繁華街だったのだ。地上だけでなく、地下街まで人で一杯である。
一体、上海には幾つの繁華街があるのだろうか。この分だと、他にもまだまだありそうである。

地下鉄の駅にしてあと1区間だけ――その1区間がとてつもなく長く感じられた。脚を引きずるようにしてようやく、上海体育館に到着した。このあたりは、旅游バスの発着点にもなっているエリアだ。
とうとう、外灘から上海体育館まで、上海市街地を歩いて横断してしまった。その場の勢いというものは恐ろしい。

帰りは勿論、交通機関を利用した。来る時に7時間半もかけた距離を、地下鉄でわずか30分で戻ってしまった。
さすがに脚へのダメージは大きい。ホテルに戻るなりマッサージルームへ直行し、足マッサージを丹念にしてもらった。

3日間上海を満喫したが、1週間の旅行で上海だけは勿体無い。私は別の街を目指して、上海市北の長江南岸にある呉淞の港へ向かった。
ローソン おにぎり
(左)三等船室の内部 (右)夜の長江河口近く
20時、船が出港する。
私が乗ったのは三等船室だったが、船が新しいのか、十分すぎるほど清潔で居心地がいい。

船から長江の夜景を見る。北の方向に目をやると、数百m先に陸の灯かりが見える。しかし、それは長江の対岸ではない。長江の河口近くに横たわる、長興島の灯かりなのだ。長江の対岸はその島の向こう側の、更にその向こうにあるのだ。想像もできない広さである。
このあたりは既に、長江の河口エリアだ。しかし、長江から海に出る瞬間を実感しようにも、辺りは既に漆黒の闇の中であり、そもそもこの辺りになるとどこが河でどこが海だか区別がつかなくなっていることだろう。
私はそのまま就寝し、船はその間に長江に別れを告げ、大海へと繰り出していた。

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