世界への旅(旅行記)
> 中国・上海、浙江
杭州―烏鎮~古きよき水郷
2005年10月6日
日が変わっても霧は晴れそうにない。高台にある城隍郭にも登ってみたが、何も見えない。
私はクリアな西湖の景色を諦めて、次に向かうことにした。
(後日談:この話を中国大ベテランの同僚に話したら「意地悪なことを言うかもしれないけれど、西湖は少しくらい霧がかかった方がきれいだよ」と言われた。しかし、この時の霧は“少しくらい”の域を完全に超えていた)
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| 霧が晴れない西湖 |
(後日談:この話を中国大ベテランの同僚に話したら「意地悪なことを言うかもしれないけれど、西湖は少しくらい霧がかかった方がきれいだよ」と言われた。しかし、この時の霧は“少しくらい”の域を完全に超えていた)
上海、杭州の周囲には、昔ながらの水郷の景色が残っている場所が幾つかある。私は以前、蘇州に行ったことはあるが随分前の話なので記憶が霞んでしまっている。このエリアに来たのだから、どこか水郷を訪れたい――そこでターゲットとなったのは、杭州と上海のちょうど真ん中あたりにある、京杭運河ほとりの烏鎮だ。
杭州から烏鎮までは、バスで約1時間半。街に入るとまず大きな市河が流れているが、この街で有名な景点は、市河へ垂直に流れ出ている東市河である。
東市河の両脇には、古めかしい家屋が立ち並んでいる。その間を、船頭が櫂で操る小舟がゆったりと進んでいく光景は、このエリアだけ時代から残されているかのような印象すら抱かせる。
南岸の遊歩道突き当たりで対岸に渡り、Uターンすると、東大街に入り込む。“大街”という名はついているが、実際は幅4mほどの小道である。両脇はやはり古めかしい家屋で、庶民の息遣いがはっきりと感じられる。
さあ、明日は上海から大連に戻らなければならない。まずは上海に戻ろうとバスターミナルに行くが、上海行きの便が想像以上に少ない。そこで、まず上海に接している嘉興まで行って、そこで上海行きのバスに乗り継ぐことにした。
烏鎮から嘉興への道は、今回の旅で一番の田舎道だった。しかしやはり、こうした道、こうした風景を一度はおがまないと、中国を旅している気分にはなれない。
東市河の両脇には、古めかしい家屋が立ち並んでいる。その間を、船頭が櫂で操る小舟がゆったりと進んでいく光景は、このエリアだけ時代から残されているかのような印象すら抱かせる。
南岸の遊歩道突き当たりで対岸に渡り、Uターンすると、東大街に入り込む。“大街”という名はついているが、実際は幅4mほどの小道である。両脇はやはり古めかしい家屋で、庶民の息遣いがはっきりと感じられる。
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| (左)小舟がゆったりと進む東市河 (右)庶民の息遣いが感じられる東大街 | |
烏鎮から嘉興への道は、今回の旅で一番の田舎道だった。しかしやはり、こうした道、こうした風景を一度はおがまないと、中国を旅している気分にはなれない。
嘉興から上海へのバスは頻発していた。3日ぶりの上海が、私を待っている。



