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        世界を目指しての旅行記ほか by カズ@憧れの大地 

世界への旅(旅行記)

中国・週末旅行

  龍王塘(大連市旅順郊区) ~花見とダム

2002年4月19日

龍王塘は、大連市旅順郊区に位置するが、旅順とは言っても軍港のある地区までは行かないので、外国人でも気軽に行くことができる。
ここにある公園は、日本から贈られた桜の木と、20世紀初頭に造られたダムで有名だ。
龍王塘公園で花見
龍王塘公園で、桜を肴に一杯
そこで、東北財経大学(東財)の留学仲間と一緒に大挙して、この公園に花見に出かけた。

金曜日の午後1時半、東財の留学生宿舎に、総勢30人が集合。大学近くの黒石礁のバスターミナルから、3台のバスに分乗して龍王塘へ向かう。下車後、バス停近くでビールを買った後、しばらく歩くと目当ての公園が見えてきた。
2日前のテレビのニュースで「龍王塘の桜は今が見ごろ」と報道していた。しかし実際には、半分近く散ってしまっていた。それでも、桜が咲いていることには変わりない。早速、ビニールシートを敷いて酒とつまみを並べ、日本の花見と同様の雰囲気の下“乾杯”だ。
ビールと、この日のために特別に買っておいた日本酒で、皆、気分良く桜を楽しんでいる。やがて、凧揚げをしたりシャボン玉を飛ばし始める者も出てきて、雰囲気は盛り上がる。よく見ると、公園内では綿菓子も売られている。慣れない中国での生活を強いられている日本人にとっては、祖国の気分を思い出す格好の機会となったようである。
龍王塘公園のダム
ダム湖
龍王塘公園のダム(上)とダム湖

花見の“会場”からは、先述したダムもすぐ近くに見える。桜に少し飽きた者たちが、三々五々、そちらを見学に出かけた。
このダムは、20世紀初頭の日本占領下の時代に造られたものらしい。碑には「大正XX年」という文字や、建造に携わった日本人の名前が多く刻まれている。これもまた、当時の大連の状況を物語る、悲しい証人の1つなのだろうか。
ダムの背後には、勿論ダム湖がある。ただし、事前に下見に行っていた友人は「水が干上がっていて、月面のようだった」と形容していた。その後雨が降ったのか、私たちが訪れた時には一応、水がたたえられていて“月面”ということはなくなっていた。しかしそれでも、湖と呼ぶには水が少ない。
そう言えば、このダムからは川が流れていない。一応、川のような形のものはあるのだが、水は全く無く、駐車場として利用されている現状だ。大連が直面している水不足を、もろに反映している格好である。恐らくこのダムは、既に機能していないのであろう。

午後5時、花見はお開き。行きも利用したバスで、東財に戻った。
いつもやっている旅行とは、かなり様相が違う。しかし、郊外まで足を伸ばしたこと、金曜日に行われたこともあり、これもまた“週末旅行”の1つに入れてもいいだろう。

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